毛皮が流行した頃のきつねの襟巻からヒントを得て制作された作品。
リア・スタン自身も最高傑作と認める「ブランドのアイコン」とも言えるモデルです。
クルンと巻いた尾の部分が特徴的で、可変性に富んだセルロースアセテート素材がこの立体的なフォルムを可能にしました。
セルロースアセテートに織り込むのは、柔らかく薄いコットン生地であることが不可欠だとか。
クリムトの絵画がプリントされた布を織り込んだり、日本の青海波や市松模様の生地を織り込んだり、
「型」は変えずとも「新しさ」を取り入れていくことへの興味は尽きません。

浮世絵を好み、日本美術にも関心が高いフェルナンに、「面白い日本の伝統柄を探して来て欲しい」と私が頼まれたこともありました。
色も地模様も多種多様で、ファンを楽しませてくれる「キツネ」。
それでも、完璧を目指すフェルナンに言わせると「表面積が限られていることもあり、まだ完全に納得したものができていない」のだそうです。

アン・ブーケ・ドゥ・フルールでは、多様なカラーバリエーションのキツネをお取り扱いしております。

リア・スタンや作品についてもっと詳しく知りたい方は、小冊子もどうぞご覧下さい。

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