お伽話に出てくる羊飼いの娘、コロンビンから着想を得て作られたブローチです。

孤児だったピエロと羊飼いの娘コロンビンは幼馴染の恋人同士。
将来を夢見た二人でしたが、周囲に反対され秘密の場所で毎夜デートを重ねます。
まるで行って見てきたかのように月の世界を語り、音楽を奏でるピエロ。
コロンビンが無理やり親の決めた相手と結婚させられそうになった時、二人は魔女の助けを借り、意を決して、憧れの月に逃避行します。
しかし、辿り着いた月は空気も水もない砂漠のようなところ。
二人は立ち所に死んでしまうのです。

この悲恋物語に、リアは創作意欲を掻き立てられたのでしょう。組んだ腕の上にあごをのせた、可憐な少女を描き出しました。 恋人ピエロにうっとりと寄り添うようなコロンビンの表情がよく出ていますね。
色違いも多く制作されていますが、どれもシックな色味となっています。

コロンビンと対になるような、ピエロ（Pierrot）のブローチは制作されていません。
ただ、英語圏でClownと呼ばれている、エンターテイナーとしてのピエロのブローチはあります。
ちょっとユーモラスなのでコロンビンの世界観とは異なりますが、魅力ある表情をしていますよね。

アン・ブーケ・ドゥ・フルールでは、コロンビンのブローチをお取り扱いしております。

リア・スタンや作品についてもっと詳しく知りたい方は、小冊子もどうぞご覧下さい。

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