２種類のレイヤーを交互に重ね合わせて作られたこのブローチは、そのイメージ通りSapin（もみの木）という名前が付いています。クリスマスらしいカラーのものもあれば、シックな色味のもの、華やかなラメ入りのものなど様々な種類があります。

先端に星がついた、Sapin étoile（もみの木と星）というバージョンもあります。こちらはまさにクリスマスにぴったりのデザインですね。

もみの木と言えばこのような”クリスマスツリー”のイメージが強いですが、元々はキリスト教とは関連がなかったと言われます。
その由来は諸説ありますが、北欧の古代ゲルマン民族の習慣から来ているという説が有名です。ゲルマン人たちは、常緑樹である樫の木を神聖視して崇めていました。厳しい冬においても美しい緑色を保つ姿に神秘性を見出し、命の象徴と捉えたのです。
こうした習慣が、やがてキリスト教徒にも伝わります。彼らは、常緑樹の中でも枝が３つに分かれる「もみの木」を三位一体（父と子と聖霊）の姿と関連付けたため、樫ではなくもみを飾るようになったと言われます。

このブローチ、単独でつけても勿論とても美しいのですが、他のブローチと組み合わせるのもおすすめです。
リア・スタンの作品の中には、流れ星モチーフの「Commet」というブローチがあります。このブローチとツリーを合わせてつけると、”ベツレヘムの星”（東方の三博士を幼子イエスのいる馬小屋まで導いた星）のように見えてきますね。

「少年少女たち」のブローチと一緒につけると、女の子がクリスマスを心待ちにするシーンに。

自然とストーリーが生まれてくるのも、複数使いの楽しみのひとつです。色々な遊び心をもって、ブローチを楽しんで下さいね。

アン・ブーケ・ドゥ・フルールでは、ツリーのブローチをお取り扱いしております。

リア・スタンや作品についてもっと詳しく知りたい方は、小冊子もどうぞご覧下さい。

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