女流抽象画家の先駆者であるソニア・ドロネー。１８８５年に帝政ロシア（現・ウクライナ）に生まれ、２０歳の時にフランスに移り住んで以来パリを中心に活動しました。夫であるロベール・ドロネーもまた画家であり、その鮮やかな色彩と幾何学要素を用いたスタイルは「オルフィスム」と呼ばれます。
ソニアは建築家のル・コルビュジェやアイリーン・グレイらと同様、装飾芸術家協会のメンバーでした。彼女の活動は、テキスタイル、ファッション、映画の衣装・家具など広い分野に及んでいます。
リア・スタンはこのソニアの作品から着想を得て、鮮やかで前衛的な配色が特徴のブローチを生み出しました。

彼女の勢いのあるデザインと配色は小さなスペースでは収まりきらなかったためか、このブローチは横幅９.５センチの大判サイズとなっています。リアによると、このブローチは非常に構造が複雑で、作るのが大変な作品のひとつだそうです。
その存在感は、まさにアートを身につけているという表現がぴったりです。

リアの夫フェルナンは、ロベール・ドロネーをモチーフにした作品も作りたいと考えているそうですよ。

アン・ブーケ・ドゥ・フルールでは、様々なカラーバリエーションのソニア・ドロネーをお取り扱いしております。

リア・スタンや作品についてもっと詳しく知りたい方は、小冊子もどうぞご覧下さい。

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